2015年 第76回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[13p-2K-1~11] 1.5 計測技術・計測標準

2015年9月13日(日) 13:45 〜 16:30 2K (225)

座長:野中 秀彦(産総研)

16:15 〜 16:30

[13p-2K-11] 二重共鳴による核四極共鳴信号の高感度化

〇(M2)韓 猛1、赤羽 英夫1、糸崎 秀夫1 (1.阪大院基礎工)

キーワード:核四極共鳴、二重共鳴

NQR法は、核スピン≧1の原子核が結晶内部の電場勾配により生じた磁化を物質固有な共鳴周波数の交流磁場を印加することで検出する方法である。麻薬、不正薬品等の多くは14Nを含むので、NQR信号を生じる。信号自体が非常に微弱であるため信号計測の高感度化が必要であるが、水素核の磁化を窒素核へ移動させることにより、信号を強める二重共鳴法がある。本研究では二重共鳴を行うための装置を試作し、NQR信号の高感度化に成功した。