2015年 第76回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

9 応用物性 » 9.1 誘電材料・誘電体

[13p-2L-1~11] 9.1 誘電材料・誘電体

2015年9月13日(日) 14:00 〜 17:00 2L (2Fラウンジ2)

座長:塚田 真也(島根大),保科 拓也(東工大)

16:00 〜 16:15

[13p-2L-8] 一軸性強誘電体CaxBa1-xNb2O6結晶のリラクサー性と熱履歴

〇小島 誠治1、松本 和也1、J Dec2、W Kleemann3 (1.筑波大数理、2.Univ. Silesia、3.Univ. Duisburg-Essen)

キーワード:誘電体、強誘電体、リラクサー

タングステンブロンズ構造の一軸性強誘電体としては、光学結晶であるSrxBa1-xNb2O6 (SBN)がよく知られている。近年より高いキュリー温度を持つCaxBa1-xNb2O6(CBN100x)の良質結晶の育成が可能となったが、その物性はまだよく調べられていない。最近、超音波幾何共鳴法によるCBNの弾性測定が報告されているが、この方法では相転移温度付近の音波吸収の強い温度領域では測定不能である。このためブリルアン散乱法によりx=0.26, 0.28, 0.30, 0.32 の結晶について、弾性異常とその散漫性、熱履歴等を調べたのでその結果を報告する。