2015年 第76回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.4 薄膜新材料

[13p-2Q-1~27] 6.4 薄膜新材料

2015年9月13日(日) 13:15 〜 20:30 2Q (231-1)

座長:西川 博昭(近畿大),田中 勝久(京大),名村 今日子(京大),篠田 健太郎(産総研)

15:15 〜 15:30

[13p-2Q-8] 非平衡二次元プラズマを用いたTiO2膜の作製における酸素濃度の影響

〇増田 優貴1、丹 祐人1、金指 翔大1、堀水 懸登1、奥谷 昌之1,2 (1.静岡大院工、2.静岡大グリーン研)

キーワード:沿面放電、酸化チタン、プラズマ

薄膜作製の多くは高温や減圧下での反応が利用されるが、本研究では、常温・常圧下で製膜が可能な沿面放電法に着目した。これまでに本研究グループでは、沿面放電法により生じる非平衡二次元プラズマを利用したZnO膜の単相化を報告した。本研究では、この技術を光触媒や色素増感太陽電池などへの応用が期待されるTiO2の製膜へ応用する。前回の大会において、大気中での製膜におけるアナターゼ型TiO2相の形成を報告した。この際、形成された膜は未反応前駆体が残留し、また、結晶性が低いことが課題となった。そこで、今回は製膜時の酸素濃度を制御し、プラズマ活性種を変化させることにより膜の結晶性の向上を試みた。