2015年 第76回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[13p-2S-1~15] 3.15 シリコンフォトニクス

2015年9月13日(日) 13:45 〜 18:00 2S (3Fラウンジ)

座長:庄司 雄哉(東工大),西 英隆(NTT),北 智洋(東北大)

17:45 〜 18:00

[13p-2S-15] 単層グラフェンを集積したシリコンリング共振器による神経伝達物質の高感度検出

〇(M2)小林 弓月1、高 磊2,3、井上 鈴代3、土澤 泰2,3、上野 祐子4、鈴木 哲4、日比野 浩樹4、山本 剛3、山田 浩治2,3、中島 啓幾1 (1.早大先進理工、2.NTT NPC、3.NTT 先端集積デバイス研、4.NTT 物性基礎研)

キーワード:シリコンフォトニクス、グラフェン、神経伝達物質

精神衛生管理に向け神経伝達物質のカテコールアミン検出の重要性が高まっている。例として、人体中のドーパミン濃度異常は統合失調症やパーキンソン病などの原因と知られる。検出には通常、クロマトグラフィーや蛍光分析法が用いられるが、診断に時間を要し、高度な解析技術が必須なため、迅速かつ簡便な分析法が求められている。本稿ではドーパミンと単層グラフェンのπ-π相互作用を応用した光屈折率バイオセンサを提案し、原理検証を行うべくデュアルバス型シリコンリング共振器上に単層グラフェンを集積し、ドーパミンの選択的吸着に関する実験と考察を行った。