2015年 第76回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.5 表面物理・真空

[13p-4E-1~20] 6.5 表面物理・真空

2015年9月13日(日) 13:15 〜 18:45 4E (437)

座長:小川 修一(東北大),大野 真也(横国大)

16:15 〜 16:30

[13p-4E-12] NEA表面の利用により実現した可視光励起光電子分光法

〇川口 昂彦1、市橋 史朗2、董 鑫宇2、桒原 真人2、伊藤 孝寛2、宇治原 徹2 (1.名大VBL、2.名大院工)

キーワード:超格子、可視光励起光電子分光、負の電子親和力

我々は、伝導帯中の伝導電子を直接分光する手法として、「可視光励起光電子分光(VPS)法」を新しく開発した。通常、物質中の伝導電子のエネルギー準位は真空準位より低いため、伝導電子は真空へ脱出できない。VPS法では、NEA表面を利用することで、伝導電子を真空へ取り出す。この電子を分光することで、伝導帯中の電子挙動を知ることができる。今回は、InGaAs/GaAsP超格子を例にしてVPS法の詳細と得られる結果について紹介する。