2015年 第76回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[13p-PA4-1~25] 12.4 有機EL・トランジスタ

2015年9月13日(日) 16:00 〜 18:00 PA4 (イベントホール)

16:00 〜 18:00

[13p-PA4-1] CdSe/ZnS及びCuInS2/ZnS量子ドットを用いた逆型量子ドットLED

〇菱沼 賢智1、牧 純也1、福田 武司1、鎌田 憲彦1、本田 善太郎1 (1.埼玉大学)

キーワード:QLED、CuInS2/ZnS、量子ドット

有機半導体素子はフレキシブルや大面積化が可能という利点を有しており、特に半導体量子ドットを発光層に用いたQLED (Quantum-Dot Light-Emitting Diode) は、高い色純度と量子効率からディスプレイや照明などへの応用が期待されている。本研究では、大気中の酸素や水分に安定な逆型構造で発光層にCdSe/ZnSとCuInS2/ZnS量子ドットを用いたQLEDを検討した。
その結果、両方の量子ドットの場合で発光が確認でき、CdSe/ZnSで最大輝度2090 cd/m2、CuInS2/ZnSで最大輝度86 cd/m2となった。また、最大電流効率はCdSe/ZnSとCuInS2/ZnSの時それぞれ1.65 と0.19 cd/Aとなった。