2015年 第76回応用物理学会秋季学術講演会

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15 結晶工学 » 15.3 III-V族エピタキシャル結晶

[13p-PB2-1~15] 15.3 III-V族エピタキシャル結晶

2015年9月13日(日) 13:30 〜 15:30 PB2 (白鳥ホール)

13:30 〜 15:30

[13p-PB2-12] GaAs/GaAsP歪み補償超格子による高効率スピン偏極電子源の開発

〇(P)金 秀光1、山本 尚人1、真野 篤志2、山本 将博1、竹田 美和2 (1.高エネルギー加速器研究機構、2.あいちシンクロトロン光センター)

キーワード:歪み補償超格子、スピン偏極電子源、歪み分布

ノーベル物理学賞はしばしば素粒子物理分野に贈られ、最近ではヒッグス粒子の提唱者に贈られたが、それは高エネルギー加速器により実験的に確認されてからである。フォトカソードを高エネルギー物理に応用するには、高量子効率(>1%)が不可欠である。
新しく開発したGaAs/GaAsP歪み補償超格子フォトカソードより、92%のスピン偏極度と1.6%の量子効率が得られた。本フォトカソードは国際リニアコライダー、電子イオンコライダーへの応用が期待されている。