2015年 第76回応用物理学会秋季学術講演会

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[14a-1G-9~11] 有機無機ペロブスカイト太陽電池の現状と今後の展望

2015年9月14日(月) 11:15 〜 12:45 1G (レセプションホール2)

座長:若宮 淳志(京大)

12:15 〜 12:45

[14a-1G-11] 赤外光電変換ペロブスカイト太陽電池の効率向上について

〇早瀬 修二1 (1.九州工大)

キーワード:ペロブスカイト、太陽電池、赤外光電変換

ハロゲン化Pbペロブスカイト太陽電池は可視光から800nmまでを光電変換でき、小面積ではあるがプリンタブル太陽電池としては非常に高い効率20.1%(0.1cm2)が報告されている。我々はPbフリー化、および赤外光電変換可能なSnを有するペロブスカイト太陽電池を報告してきた。PbペロブスカイトのPbイオンの一部をSnイオンに置換したSnPb混合ペロブスカイトは空気中での安定性が改善されること、および1050nm程度までの光電変換が可能で、その内部量子収率は1000nmで70-80%に達すること、太陽光光電変換効率が4-5%であることを報告してきた。本報告では赤外変換ペロブスカイト太陽電池の性能向上因子を提案する。