2015年 第76回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[14a-2H-1~11] 6.3 酸化物エレクトロニクス

2015年9月14日(月) 09:00 〜 11:45 2H (222)

座長:近松 彰(東大)

09:45 〜 10:00

[14a-2H-4] ナトリウムイオン電池正極層状酸化物のEXAFS解析

〇(M1)赤間 翔太1、柴田 恭幸2、高地 雅光1、小林 航1,2、守友 浩1,2,3 (1.筑波大数理(科)、2.筑波大数理(系)、3.筑波大融合セ)

キーワード:ナトリウムイオン二次電池、層状酸化物、元素置換

近年二次電池の大規模化が進められており、Liよりも自然豊富で安価なNaを用いたナトリウムイオン二次電池の研究開発が精力的に行われている。正極材候補としてNaxMnO2は良好な容量(~150 mAh/g)を有するが、Naに対する平均電位は2.5 V程度とやや低く、サイクル特性も悪い。他方、Mnサイトを他の金属で部分置換することにより、サイクル特性が著しく改善することが知られている。本研究では、EXAFS (Extended X-ray Absorption Fine Structure)解析で得られる局所構造により、この元素置換効果を考察した。