[14p-1E-1~17] 12.1 作製・構造制御

[14p-1E-12] 赤外分光法によるアルキルアンモニウム-Au(dmit)₂ LB膜に関する研究

〇三浦 康弘¹、松井 春樹¹、井上 杏子¹、星野 純一¹、池上 敬一² (1.桐蔭横浜大院工、2.産総研化学プロセス)

キーワード：ラングミュア・ブロジェット法、金属性、超伝導

ジテトラデシルジメチルアンモニウム-Au(dmit)₂ 塩のLB膜は、電解酸化後に、室温の高い電気伝導度(40 S/cm)、金属的な温度依存性、及び、超伝導転移を示唆する磁性異常(3.9 K)を示す。今回、赤外吸収スペクトルから、電解酸化の進行とともに、Au(dmit)₂アニオンの二量体が持つ局所的な電荷移動バンド(2200 cm^-1)が非局在化することが明らかとなったので、その結果を報告する。