2015年 第76回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » プラズマ医療科学の最前線

[14p-1F-1~11] プラズマ医療科学の最前線

2015年9月14日(月) 13:30 〜 18:00 1F (レセプションホール1)

座長:白谷 正治(九大),神野 雅文(愛媛大)

17:15 〜 17:45

[14p-1F-10] プラズマによる止血メカニズムの解明とその実用化に向けた取り組み

〇池原 譲1 (1.産総研)

キーワード:大気圧下低温プラズマ、血液凝固、膵臓がん

高周波凝固等のエネルギーデバイスを用いた止血は、外科手術に欠かせない基本技術であるが、間質組織に電流を流して発生する熱を利用するので、熱損傷を生じて術後障害の原因となっている。マイルドプラズマは熱損傷を伴わずに血液凝固物を生じさせて止血できるので、この課題を改善できる。シンポジウムでは、プラズマ照射により作動する血液凝固を概説し、低侵襲な外科手術実現に向けた我々の取り組みを紹介する。