[14p-1G-1~10] 有機無機ペロブスカイト太陽電池の現状と今後の展望

[14p-1G-2] 相界面での光誘起キャリア移動ダイナミクス

〇山下 晃一¹ (1.東京大学)

キーワード：ペロブスカイト太陽電池、第一原理計算

最近20%を越える変換効率を達成した有機無機ペロブスカイトの電子物性と光電荷移動の機構に関しての理論的解析を行った。メチルアンモニウム・ヨウ化鉛ペロブスカイトについて電子、正孔の有効質量の解析からambipolarな電子特性を議論し、またambiplarな特性の発現に、メチルアンモニウム・カチオンが重要な役割を果たしていることを見出した。一方、ホールのバンド内緩和過程に関連した過渡吸収実験の結果について、キャリア－フォノン相互作用を考慮した多体摂動論に基づいた自己相互作用エネルギーの解析から議論する。