[14p-2A-1~17] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

△ [14p-2A-8] 圧電的挙動を示すポリ乳酸ファイバー膜による振動検出の評価

〇延島 大樹¹、石井 佑弥²、酒井 平祐³、植村 聖¹、吉田 学¹ (1.産総研、2.豊技大、3.北陸先端大)

キーワード：テキスタイル材料、振動検出、エレクトロスピニングナノファイバー

一般的には圧電性を示さないと言われるL体とD体のランダム共重合体であるポリ-DL-乳酸(PDLLA)であるが、我々の以前の研究では、エレクトロスピニング(ES)法によって作製したPDLLAナノファイバーから成る膜が膜厚方向の逆圧電的性質を有することを明らかにした。今回はこの膜の圧電的挙動を利用した振動検出について評価検討を行い、結果としてES法で作製したPDLLAファイバー膜を用いて1 kHzの振動を検出可能なことが明らかとなった。