2015年 第76回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.9 光物性・発光デバイス

[14p-2B-1~10] 13.9 光物性・発光デバイス

2015年9月14日(月) 13:45 〜 16:30 2B (211-2)

座長:深田 晴己(金沢工大)

14:15 〜 14:30

[14p-2B-3] 高圧相SrO:Eu2+青色蛍光体の冷却速度

〇小松 啓志1、中村 淳2,1、齋藤 秀俊1 (1.長岡技科大、2.中部キレスト)

キーワード:青色蛍光体、高圧相SrO、冷却速度

我々は,常圧で準安定な酸素8配位の高圧相SrO:Eu2+青色蛍光体を単結晶MgO基板上での高温還元焼成プロセスを用いて合成した.単結晶MgO基板上で還元焼成することで高温還元焼成時にSrO:Euの非平衡状態を経て,冷却後に常圧で準安定な高圧相SrO:Eu2+を形成すると予想している.冷却時における高圧相SrO:Eu2+結晶の結晶化を促進させることで,個々の発光源の発光エネルギーのばらつきが減少し,得られる発光スペクトルの発光幅はより狭くできると期待できる.そこで還元焼成プロセスの冷却速度を変化させ,高圧相SrO:Eu2+青色蛍光体の合成を試み,得られる試料の結晶構造および発光特性を調査した.