2015年 第76回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

9 応用物性 » 9.2 ナノワイヤ・ナノ粒子

[14p-2Q-1~16] 9.2 ナノワイヤ・ナノ粒子

2015年9月14日(月) 14:00 〜 18:15 2Q (231-1)

座長:秋山 亨(三重大),深田 直樹(NIMS)

17:45 〜 18:00

[14p-2Q-15] Cu­Ti内包カーボンナノチューブの一段階形成と内包金属の低温溶出によるナノ粒子形成

〇(M1C)桑田 裕作1、小塩 明1、小海 文夫1 (1.三重大院工)

キーワード:アーク放電、カーボンナノチューブ、ナノ材料

私たちは、水素アーク放電法によりCu-Ti内包カーボンナノチューブ(Cu-Ti@CNT)を合成した。また、高真空下で200℃の熱処理を行うことでCNTに内包された内包物が溶出してくるという挙動を観察した。透過型電子顕微鏡(TEM)観察から、内包構造を有する多数のCNTを観察した。X線回折分析(XRD)からは、溶出合金はCu3Tiであることがわかった。X線光電子分光分析からは溶出合金の表面はTiO2で覆われており、コアシェル構造であることがわかった。