2015年 第76回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

11 超伝導 » 11.4 アナログ応用および関連技術

[14p-4A-1~26] 11.4 アナログ応用および関連技術

2015年9月14日(月) 12:45 〜 20:00 4A (431-1)

座長:堺 健司(岡山大),宮戸 祐治(阪大),山下 太郎(NICT),浮辺 雅宏(産総研)

16:45 〜 17:00

[14p-4A-15] 新規素子構造による超伝導トンネル接合X線検出器のエネルギー分解能向上

〇浮辺 雅宏1、藤井 剛1、志岐 成友1、大久保 雅隆1 (1.産総研)

キーワード:X線検出、高エネルギー分解能、Nb/Al STJ

Nb/Al STJ検出器では、準粒子はX線を主に吸収するNb層で発生、その後Al層に拡散する。同検出器で高エネルギー分解能を実現するには、準粒子トンネル確率向上及び準粒子再結合の抑制が有効であると考えられるため、Nb層中での準粒子密度低減による再結合抑制がエネルギー分解能の向上に有効である。そこで、準粒子密度を決めるNb層の厚さを変えた2種類のNb/Al STJ検出器を作製し、0.3KにてX線検出特性を評価した。