2015年 第76回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 誘電体・強誘電体材料およびデバイスの新展開を求めて

[14p-4F-1~8] 誘電体・強誘電体材料およびデバイスの新展開を求めて

2015年9月14日(月) 13:30 〜 17:45 4F (438)

座長:藤村 紀文(大阪府立大),神野 伊策(神戸大)

14:00 〜 14:30

[14p-4F-2] 強誘電体薄膜キャパシタの分子動力学シミュレーション

〇西松 毅1、Waghmare Umesh V.2、久保 百司1 (1.東北大金研、2.インドJNCASR)

キーワード:分子動力学シミュレーション、不揮発性強誘電体メモリー、フリーソフトウェア

われわれは強誘電体に特化した分子動力学シミュレーションのプログラムを独自に開発しフリーソフトウェアとして http://loto.sourceforge.net/feram/ から公開してきた.電極による薄膜表面電荷の遮蔽の完全/不完全が強誘電体薄膜キャパシタのヒステリシスループの形状を,特に膜厚が薄いほど,大きく変えることを明らかにしてきた [PRB 78, 104104 (2008)].今回,その温度・膜厚・電極依存性についてより詳細に行ったシミュレーションの結果を紹介する.また,強誘電体の焦電効果や電気熱量効果,さらに弾性熱量効果のシミュレーションについても紹介する.