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[14p-PA7-13] 外線照射による酸化チタン(IV)のフォノン振動の変化
キーワード:テラヘルツ分光法、低波数ラマン分光法
酸化チタン(IV)は遮光性フィルムコートや白色顔料として外観美化などの目的で医薬品の原料の一つとして利用されている。酸化チタン(IV)は3種類の結晶形態(アナターゼ型、ルチル型、ブルタイド型)が知られており、工業的には、アナターゼ型及びルチル型が利用されている。医薬品への利用については、主としてアナターゼ型が用いられているが、同型は紫外線によりOHラジカルを生成することが知られている。本研究では、酸化チタン(IV)の結晶形態の違いに着目し、主に紫外線照射によるフォノン振動の変化について検討した。