16:00 〜 18:00
[14p-PB5-1] ジアリールエテン結晶表面におけるMg蒸着変調特性
キーワード:ジアリールエテン、フォースカーブ法、結晶
ジアリールエテン(DAE)の結晶表面はUV照射による着色異性化反応で、消色→半着色→着色 (PSS) と変化するに従って堆積→非堆積→堆積と三段階の変化を示す。これは半着色で軟化した結晶表面でMg蒸気原子が堆積しにくくなるためである。一方、消色結晶とPSS表面では、RT→50℃への温度上昇により、消色結晶表面の方がMgが堆積しにくくなったが、原因についてはよくわかっていなかった。今回、フォースカーブ法にてDAE消色結晶/着色アモルファス表面の硬さの温度変化を測定したところ、消色結晶にもかかわらず、温度が上昇するにつれ表面が柔らかくなっていることが分かった。この原因を今後追究する。