2015年 第76回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.2 評価・基礎物性

[14p-PB5-1~15] 12.2 評価・基礎物性

6.6と12.2のコードシェアセッションあり

2015年9月14日(月) 16:00 〜 18:00 PB5 (白鳥ホール)

16:00 〜 18:00

[14p-PB5-1] ジアリールエテン結晶表面におけるMg蒸着変調特性

〇山本 一樹1、林 頴1、内田 欣吾2、辻岡 強1 (1.大阪教育大、2.龍谷大理工)

キーワード:ジアリールエテン、フォースカーブ法、結晶

ジアリールエテン(DAE)の結晶表面はUV照射による着色異性化反応で、消色→半着色→着色 (PSS) と変化するに従って堆積→非堆積→堆積と三段階の変化を示す。これは半着色で軟化した結晶表面でMg蒸気原子が堆積しにくくなるためである。一方、消色結晶とPSS表面では、RT→50℃への温度上昇により、消色結晶表面の方がMgが堆積しにくくなったが、原因についてはよくわかっていなかった。今回、フォースカーブ法にてDAE消色結晶/着色アモルファス表面の硬さの温度変化を測定したところ、消色結晶にもかかわらず、温度が上昇するにつれ表面が柔らかくなっていることが分かった。この原因を今後追究する。