2015年 第76回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[15a-2W-1~14] 2.1 放射線物理一般・検出器基礎

2015年9月15日(火) 09:00 〜 12:45 2W (234-2(北側))

座長:藤本 裕(東北大)

11:00 〜 11:15

[15a-2W-8] マイクロビーム放射線治療に用いる高線量・高解像度X線ドシメータ

〇岡田 豪1、上田 純平2、田部 勢津久2、Edgar Andy3、Belev George4、柳田 健之1、Kasap Safa5 (1.奈良先端大、2.京大、3.ビクトリア大(NZ)、4.カナディアンライトソース(加)、5.サスカ大(加))

キーワード:ドシメータ、サマリウム、マイクロビーム放射線治療

マイクロビーム放射線治療には超微細構造を持つX線ビーム(マイクロビーム)が用いられる.このマイクロビーム中の線量分布の計測には5~1000 Gyの線量を数μmの解像度で計測する技術が必要不可欠であり,既存技術では不十分である.本研究では,X線照射に伴うガラスおよび結晶化ガラス中の添加サマリウムイオンの価数変化(Sm3+→Sm2+)を応用し,その蛍光スペクトル変化量を照射X線量の指標としてマイクロビーム中の線量分布を計測した.