2015年 第76回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[15a-4C-1~13] 13.8 化合物及びパワー電子デバイス・プロセス技術

2015年9月15日(火) 09:00 〜 12:30 4C (432)

座長:牧山 剛三(富士通研)

12:00 〜 12:15

[15a-4C-12] 放射光を用いたX線光電子分光による成膜後アニールを施したALD-Al2O3/AlGaN界面の評価

〇久保 俊晴1、三好 実人1、江川 孝志1 (1.名工大)

キーワード:AlGaN/GaN HEMT、絶縁膜、アニール

本研究では、成膜後アニール(PDA)を施した5nm厚のAl2O3膜とAlGaN界面の結合状態を放射光を使用したXPS測定により調べた。Ga2pスペクトルから、PDA温度が上昇するに従い、Al2O3膜中の酸素がAlGaN側へ拡散していることが示唆された。600℃以上の温度ではスペクトルのピークシフトが飽和し、600~700℃の間の温度でAl2O3膜の結晶性が大きく変化する結果と一致した。