2015年 第76回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.10 光量子物理・技術

[15a-4D-1~13] 3.10 光量子物理・技術

2015年9月15日(火) 09:00 〜 12:30 4D (436)

座長:早坂 和弘(NICT)

11:45 〜 12:00

[15a-4D-11] 変位操作及び光子検出器を用いたコヒーレント信号位相推定

〇泉 秀蕗1,2、武岡 正裕2、和久井 健太郎2、藤原 幹生2、江馬 一弘1、佐々木 雅英2 (1.上智大、2.情通機構)

キーワード:位相推定、変位操作、光子検出器

変位操作と光子検出器を組み合わせた測定系は、コヒーレント状態識別問題において準最適な測定手段として知られている。本研究ではコヒーレント状態を用いた位相センシングに変位操作及び光子検出器の測定系を適用し、従来の技術である位相検波方式と比較した。はじめに今回提案した測定方法を用いることで位相検波方式に比べ推定誤差を小さくすることが可能であることを示す。さらに通信波長帯に対し高効率な光子検出器、超伝導ナノワイヤ単一光子検出器を用いて測定系を実現し、検出器の不完全性が無視できない状況下で実験を行い評価した。