[15p-2G-1~16] 3.12 ナノ領域光科学･近接場光学

[15p-2G-10] 金ナノ粒子の自己組織膜による（AuNPs）を用いたグラフェンの増強ラマン増強効果

〇松村 尚知¹、柳谷 伸一郎¹、岸川 博紀¹、後藤 信夫¹ (1.徳島大工)

キーワード：グラフェン、金ナノ粒子、表面増強ラマン

グラフェンは優れた電気的、光学的特性を持つことから光通信応用へ向けたデバイスの提案・実用化がされている。本研究ではグラフェン上に表面増強ラマン散乱特性を持つ数十nmに粒径制御された金ナノ粒子の自己集積膜を作製した。このとき空間分解能を持つグラフェンのラマン光増強光を顕微ラマン分光法により行った。その結果グラフェン上に膜の厚さが約60nmの金ナノ粒子膜が存在する場所でラマン強度が増加することがわかった。