2015年 第76回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.12 ナノ領域光科学・近接場光学

[15p-2G-1~16] 3.12 ナノ領域光科学・近接場光学

2015年9月15日(火) 13:45 〜 18:00 2G (2Fラウンジ1)

座長:竪 直也(九大),岩見 健太郎(農工大)

16:30 〜 16:45

[15p-2G-11] 表面増強ラマン散乱法を用いたプラズモニック光化学反応生成物の単分子レベルでの計測・同定

〇(PC)山本 裕子1,2、茅野 優也1、伊藤 民武3、尾崎 幸洋4、中西 俊介1 (1.香川大工、2.学振RPD、3.産総研四国、4.関学理工)

キーワード:表面増強ラマン散乱、プラズモニック光化学反応、単分子計測

近年、金や銀などのプラズモン金属ナノ構造表面で、本来紫外光が必要な光化学反応が可視光などの低エネルギー光で起きる現象(プラズモニック光化学反応)に注目が集まっているが、その反応メカニズムなど詳細がまだ明らかとなっていない問題がある。発表者らは表面増強ラマン散乱法を利用してプラズモニック光化学反応生成物を単分子レベルで同定する手法を確立し、銀ナノ粒子表面における4-アミノベンゼンチオールの一分子計測に成功したので詳細を報告する。