2015年 第76回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

1 応用物理学一般 » 1.4 エネルギー変換・貯蔵・資源・環境

[15p-2K-1~14] 1.4 エネルギー変換・貯蔵・資源・環境

2015年9月15日(火) 13:45 〜 17:45 2K (225)

座長:柿下 和彦(職業大),佐藤 正志(東海大)

14:30 〜 14:45

[15p-2K-4] ウッドセラミックスの湿度センサへの応用-低温特性(2)

〇柿下 和彦1、岡部 敏弘2、須田 敏和3 (1.職業大、2.近畿大分子工学研、3.三ツ沢環境技術研)

キーワード:エコマテリアル、湿度センサ、ウッドセラミックス

WCMs(ウッドセラミックス)とは、木質系材料に熱硬化性樹脂を含浸・焼成することで作製される多孔質炭素材料のことである。WCMsは古紙や廃紙などからも作製できるため、環境負荷の少ないエコマテリアルとして注目されている。WCMsは多孔質構造を持っており、広い温度範囲で使用可能な湿度センサへの応用が検討されている。これまで、WCMsのインピーダンスは300℃まで水蒸気量の増加にともない減少すること [1][2]、0℃~-5℃においても相対湿度依存性を示すことを報告してきた[3]。しかし、低い温度では、WCMsのインピーダンスは安定しなかった。そこで本報告では、低温におけるWCMsのインピーダンスの安定性について検討・評価することを目的とした。また、WCMsの湿度応答機構について検討するため湿度感度の試料密度依存性についても検討した。