2015年 第76回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

8 プラズマエレクトロニクス » 8.7 プラズマ現象・新応用・融合分野

[15p-2Q-1~17] 8.7 プラズマ現象・新応用・融合分野

2015年9月15日(火) 13:45 〜 18:15 2Q (231-1)

座長:竹内 希(東工大),明石 治朗(防衛大)

15:15 〜 15:30

[15p-2Q-7] 液中プラズマ気泡誘起によるタンパク質結晶生成

〇(M1)小林 卓矢1、山西 陽子1,2 (1.芝浦工大、2.JST さきがけ)

キーワード:プラズマ、タンパク質結晶

近年,プラズマ分野において大気圧低温プラズマが注目を集めており,タンパク質溶液にプラズマを直接照射し結晶化させることで,結晶化が促進されることが報告されている.しかしながら,プラズマより生成される物質はイオン,ラジカル,光子などが存在するが,結晶化の要因が特定できていない.本研究ではプラズマ活性種に着目し,マイクロ流体チップ内に大気圧低温プラズマをマイクロ領域で安定生成させ,プラズマ気泡によって輸送,局所的に凝集し,循環流路内において溶液に作用させ,タンパク質の結晶化に成功した.