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[15p-4B-4] 確率共鳴現象を用いた超伝導メモリシステムの消費電力の低減
キーワード:超伝導回路、SQUID、確率共鳴現象
近年、超伝導回路を微細化に伴い、熱雑音による回路への悪影響が問題となっている。そこで、雑音を抑制・減少するのではなく、多様な雑音誘起現象を用いたデバイスへ応用していく研究が提案されている。本研究では、確率共鳴現象の応用の一つとして、超伝導RAMシステムで消費される電力を確率共鳴現象を用いて低減させることを目指し、メモリシステムにドライバからのレベル信号入力を想定した際の確率共鳴現象を評価するとともにエネルギー消費低減率を調べた。