2015年 第76回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.4 有機EL・トランジスタ

[16a-1G-1~10] 12.4 有機EL・トランジスタ

2015年9月16日(水) 09:00 〜 11:45 1G (レセプションホール2)

座長:青山 哲也(理研)

11:00 〜 11:15

[16a-1G-8] 一貫した無溶媒印刷プロセスによる有機半導体材料のパターニングと薄膜デバイスの作製

〇酒井 正俊1、佐々木 達彦1、山口 祥平1、林 潤郎1、山内 博1、岡田 悠悟1、貞光 雄一2、品村 祥司2、工藤 一浩1 (1.千葉大学院工、2.日本化薬)

キーワード:有機半導体、印刷、有機トランジスタ

インクジェットに代表される印刷プロセスは、フレキシブル有機半導体デバイスを高スループットで生産するための技術として期待され、盛んに研究が行われている。ただ、現在研究されているいずれの印刷プロセスにおいても、有機半導体をインク化するために有機溶媒が必要である。これまで我々は、有機溶媒フリーで有機半導体薄膜を形成する手法として、有機半導体を加熱及び加圧で溶融・薄膜化する熱プレス法、ラミネート法および超音波溶融法を開発してきた。また同時に、有機半導体材料を無溶媒でパターニングするプロセスの開発を進めてきた。今回、レーザープリンタやコピー機で広く使われている電子写真技術を有機半導体のパターニングに適用することに成功したので報告する。