[16a-2J-1~12] 3.9 テラヘルツ全般

[16a-2J-11] 高温超伝導体単結晶Bi₂Sr₂CaCu₂O_8+δを用いた正方形型単独メサ構造からのTHz波発振特性

〇久保 裕之¹、柏木 隆成¹、坂本 和輝¹、北村 健郎¹、渡邊 千春¹、幸 良彦¹、柴野 雄紀¹、桂川 拓也¹、榎本 拓真¹、辻本 学²、山本 卓³、南 英俊¹、門脇 和男¹ (1.筑波大数理物質、2.京大院工、3.ウルム大学)

キーワード：ジョセフソン効果、テラヘルツ光源、高温超伝導体

銅酸化物高温超伝導体単結晶Bi₂Sr₂CaCu₂O_8+δのメサ構造を用いると、単色・連続かつコヒーレントなテラヘルツ帯の電磁波の発振が可能である。本研究では、これまで報告例がない正方形型単独メサ構造発振素子について発振特性の詳細を調べた。その結果、このメサからは高次の共振モードに相当する周波数で発振強度にピークが得られた。本公演ではいくつかの測定例とともにこれらの結果を議論する。