2015年 第76回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.1 強誘電体薄膜

[16a-2L-1~11] 6.1 強誘電体薄膜

2015年9月16日(水) 09:00 〜 12:00 2L (2Fラウンジ2)

座長:飯島 高志(産総研)

09:00 〜 09:15

[16a-2L-1] RFスパッタリング法並びにスピンコート法を用いたPZT膜の圧電特性

〇木島 健1、濱田 泰彰1、秦 健次郎1、本多 祐二1 (1.ユーテック中研)

キーワード:圧電、チタン酸ジルコン酸鉛

RFスパッタリング法およびスピンコート法により、Pt(200)電極上にPZT(001)強配向膜を形成した。X線回折の結果、両手法によるPZTとも(001)単一配向膜であり、単結晶性の強いPZT薄膜であることが示唆された。しかし、バイポーラ駆動(±2.5V@700Hz)によるd31特性は大きな差が見られ、RFスパッタリング法によるPZTはd31=-120pm/V、スピンコート法によるPZTはd31=-100pm/Vをそれぞれ示した。この結果は、成膜手法の違いに起因される分極成分の違いから推測される。