2015年 第76回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

10 スピントロニクス・マグネティクス » 10.4 半導体・有機・光・量子スピントロニクス

[16a-3A-1~10] 10.4 半導体・有機・光・量子スピントロニクス

2015年9月16日(水) 09:00 〜 11:45 3A (国際会議室)

座長:千葉 大地(東大)

09:15 〜 09:30

[16a-3A-2] 超短時間領域における(Ga,Mn)As光励起磁化才差運動に対する2パルス励起の効果

〇宗片 比呂夫1、松田 喬1 (1.東工大像情報)

キーワード:スピン超高速制御、スピンフォトニクス

fs秒レーザー励起による(Ga,Mn)Asの磁化才差運動の研究は磁化の超高速制御の機構とその応用についての知見を与える。一般に、光励起によって生じる非平衡状態は(1)レーザーパルスの幅の間における強い非平衡、(2)微視的過程で決まる時間領域のサーマリゼーション、(3)巨視的過程で決まる緩和の3過程に大別される。本予稿は、これらの過程で現れるスピン秩序の光応答を、時間間隔27 fs and 52 psの広い範囲で制御した2パルス励起によって調べた結果について報告する。.