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[16a-PA2-35] フェロセンを内包した単層カーボンナノチューブのラマン散乱評価
キーワード:カーボンナノチューブ、ピーポッド、ラマン散乱
単層カーボンナノチューブ (SWNT)は、内部の空間を利用した分子配列テンプレートあるいはドラックデリバリーシステムのキャリアとしての応用が期待されている。我々は、X線照射によりSWNTに欠陥が導入され、構造が変化することを明らかにした。この欠陥導入方法はSWNTに内包された物質を外に取り出す手法に応用できると考え、本研究では、モデル物質としてフェロセンを内包させたSWNTを形成し、ラマン散乱分光法で評価した。