2015年 第76回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.11 フォトニック構造・現象

[16p-2A-1~13] 3.11 フォトニック構造・現象

3.11と13.7のコードシェアセッションあり

2015年9月16日(水) 13:45 〜 17:00 2A (211-1)

座長:岩本 敏(東大)

16:00 〜 16:15

[16p-2A-10] TBA-MOVPEを用いたフォトニック結晶レーザの作製

〇De Zoysa Menaka1,2,3、吉田 昌宏1、石﨑 賢司1,3、初田 蘭子1,3、田中 良典1,3、北川 均1,3、野田 進1,3 (1.京大院工、2.京大白眉、3.JST ACCEL)

キーワード:レーザ、フォトニック結晶、MOVPE

フォトニック結晶レーザは、2次元フォトニック結晶の大面積バンド端共振効果と面垂直方向へ回折効果を活用した面発光レーザである.本レーザは、基本的に、大面積においても単一モードを維持できるために、高ビーム品質・高出力動作に適している.これまで、我々は、実験的に、単一モード・高出力動作に成功している.このような高出力化成功の鍵の一つは、MOVPE等による空気孔の埋め込み再成長である.我々は、最近、MOVPEの原料として、より安全な有機ヒ素原料Tertiary-Butyl Arsine(TBA)を用いて成長を行っている.今回は、TBAを用いて、活性層なども含むフォトニック結晶レーザ構造を作製し、レーザ発振に成功したので報告する.