2015年 第76回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

17 ナノカーボン » 17.2 構造制御・プロセス

[16p-2T-1~7] 17.2 構造制御・プロセス

2015年9月16日(水) 13:00 〜 14:45 2T (232)

座長:日比野 浩樹(関西学院大)

13:45 〜 14:00

[16p-2T-4] サーマルアシストVUV光化学反応による酸化グラフェンの還元

〇(D)屠 宇迪1、宇都宮 徹1、一井 崇1、杉村 博之1 (1.京大院工)

キーワード:グラフェン、紫外光、原子間力顕微鏡

酸化グラフェン(graphene oxide, GO)を還元するために,インコヒーレントな実用光源であるXe2エキシマランプを用いた真空紫外(vacuum ultraviolet, VUV)光化学還元法を提案した.しかし,作製した還元体(reduced graphene oxide, rGO)の酸素炭素比率(RO/C)は0.25程度であり,シートの導電性向上には,さらなる酸素含有基の除去が必要である.今回の講演では,加熱とVUV光還元を組み合わせたサーマルアシストVUV光還元法について報告する.120oCでのVUV光還元においてはrGOのRO/Cが0.17に減少した.