2015年 第76回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[16p-2W-1~10] 2.2 検出器開発

2015年9月16日(水) 13:45 〜 16:15 2W (234-2(北側))

座長:人見 啓太朗(東北大)

14:45 〜 15:00

[16p-2W-5] PADC検出器中重イオントラック形成機構における低エネルギー電子の役割

〇(D)楠本 多聞1、森 豊2、金崎 真聡1、小田 啓二1、小平 聡3、北村 尚3、誉田 義英4、藤乗 幸子4、山内 知也1 (1.神大院海事、2.神戸大研究基盤セ、3.放医研、4.阪大産研)

キーワード:PADC、CR-39、イオントラック

最も感度の高い固体飛跡検出器であるポリアリルジグリコールカーボネート(PADC)に最大70 MeVのプロトン及び28 MeVの電子線を照射し、G値を評価した。その結果PADCの分子鎖がトラックハロー領域等で減速された低エネルギーの電子によって効率的に切断されているという従来の見方を支持する結果を得た。これはPADCより感度の高い新たな検出器の開発のための重要な手がかりとなる。