2016年 第77回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

15 結晶工学 » 15.4 III-V族窒化物結晶

[13a-A21-1~10] 15.4 III-V族窒化物結晶

2016年9月13日(火) 09:00 〜 11:45 A21 (メインホールA)

船戸 充(京大)、新田 州吾(名大)

11:15 〜 11:30

[13a-A21-9] XAFS法を用いたGaN1-xSbx混晶半導体中のSb占有位置評価

宮嶋 孝夫1、小森 大資1、清木 良麻1、伊奈 稔哲2、新田 清文2、鈴木 健太1、竹内 哲也1、宇留賀 朋哉2、上山 智1、岩谷 素顕1、赤﨑 勇1 (1.名城大理工、2.高輝度光科学研)

キーワード:窒化物半導体、X線吸収微細構造、ガリウムアンチモン

GaN1-xSbxは、低抵抗のp型窒化物混晶半導体として期待される。しかしながら、Ga-Sbの原子間距離が、Ga-Nのものの1.36倍と長いことから、均一な高品質結晶を成長することは難しいと考えられる。そこで、MOCVD法で成長したGaN1-xSbx薄膜中のSb原子近傍の局所構造を大型放射光施設であるSPring-8のXAFS法を使って評価したところ、Sb添加により平均的な格子定数の増大は認められるものの、ほとんどのSb原子はウルツ鉱構造のV族サイトを置換していないことが分かった。