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[13a-A21-9] XAFS法を用いたGaN1-xSbx混晶半導体中のSb占有位置評価
キーワード:窒化物半導体、X線吸収微細構造、ガリウムアンチモン
GaN1-xSbxは、低抵抗のp型窒化物混晶半導体として期待される。しかしながら、Ga-Sbの原子間距離が、Ga-Nのものの1.36倍と長いことから、均一な高品質結晶を成長することは難しいと考えられる。そこで、MOCVD法で成長したGaN1-xSbx薄膜中のSb原子近傍の局所構造を大型放射光施設であるSPring-8のXAFS法を使って評価したところ、Sb添加により平均的な格子定数の増大は認められるものの、ほとんどのSb原子はウルツ鉱構造のV族サイトを置換していないことが分かった。