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[13a-A25-11] 時間分解電子線回折法で液晶の埋もれた構造を探る
キーワード:液晶、超高速現象、構造ダイナミクス
液晶とは、分子配向の秩序を保ちつつも、その分子位置に流動性を持つ物質の相である。液晶は、一般に機能性コア骨格にアルキル基がついた形状をしており、静的な回折法では、アルキル基由来のハローによって、近接するコアの構造が埋もれてしまい、コアの構造情報を得ることができない。我々は時間分解電子線回折法用いて、複雑な液晶分子のコアの構造情報を得て、その光応答ダイナミクスを観測することに成功した。