2016年 第77回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

7 ビーム応用 » 7.4 量子ビーム界面構造計測

[13a-A25-1~11] 7.4 量子ビーム界面構造計測

2016年9月13日(火) 09:00 〜 12:30 A25 (202)

羽田 真毅 (岡山大)、香野 淳(福岡大)

12:15 〜 12:30

[13a-A25-11] 時間分解電子線回折法で液晶の埋もれた構造を探る

羽田 真毅1,2、齊藤 尚平2,3、田中 誠一4、佐藤 竜馬5、松尾 恭平6、原 光生7、林 靖彦1、毛利 和弘6、吉村 柾彦6、重田 育照5、山口 茂弘6、恩田 健2,4、Miller R.J. Dwayne8,9 (1.岡大自然、2.JST-さきがけ、3.京大理、4.東工大理工、5.筑波大計セ、6.名大理、7.名大工、8.マックス・プランク研、9.トロント大)

キーワード:液晶、超高速現象、構造ダイナミクス

液晶とは、分子配向の秩序を保ちつつも、その分子位置に流動性を持つ物質の相である。液晶は、一般に機能性コア骨格にアルキル基がついた形状をしており、静的な回折法では、アルキル基由来のハローによって、近接するコアの構造が埋もれてしまい、コアの構造情報を得ることができない。我々は時間分解電子線回折法用いて、複雑な液晶分子のコアの構造情報を得て、その光応答ダイナミクスを観測することに成功した。