2016年 第77回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.4 有機EL・トランジスタ

[13a-B11-1~10] 12.4 有機EL・トランジスタ

2016年9月13日(火) 09:00 〜 11:45 B11 (展示ホール内)

坂上 知(名大)、小林 隆史(大阪府立大)

11:30 〜 11:45

[13a-B11-10] 熱活性化遅延蛍光分子をホストとする近赤外燐光有機EL素子

〇(M1)永田 亮1、中野谷 一1,2、安達 千波矢1,2 (1.九大 OPERA、2.JST ERATO)

キーワード:熱活性化遅延蛍光、近赤外、燐光

ホスト-ゲスト系を発光層に有する近赤外有機EL素子において、近赤外発光分子における電荷トラップは電荷バランスの不和を招き、蛍光性ホストからのエネルギー移動過程ではホスト三重項励起状態の利用が課題となる。本研究では、熱活性型遅延蛍光(TADF)性ホストでの逆系間交差過程および近赤外発光分子の一重項励起状態へのエネルギー移動過程の利用により、蛍光性ホストと比較して約9倍に達する外部量子効率を得ることに成功した。