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△ [13a-B11-7] 外部量子効率 20%超を実現するイソニコチノニトリル/フェノキサジン系緑色熱活性化遅延蛍光材料の開発
キーワード:有機発光デバイス、熱活性化遅延蛍光
内部量子効率100%が実現可能な熱活性化遅延蛍光(TADF)有機ELデバイスは低コスト化と高効率化の両立が可能となる。本研究ではアクセプター部位としてイソニコチノニトリル、ドナー部位としてフェノキサジンを含有する新規TADF材料PXZINNを設計し、合成し、有機EL素子の評価を行った。過渡減衰PLスペクトルより、常温での遅延成分の強度が低温より増加し、TADF挙動を示した。デバイスにおいては、緑色発光を示し、最大外部量子効率22.7%を達成した。