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[13p-B11-1] [有機分子・バイオエレクトロニクス分科会奨励賞受賞記念講演] 熱活性化遅延蛍光過程を利用した高性能蛍光有機ELデバイスの開発
キーワード:有機EL、熱活性化遅延蛍光
従来、三重項励起エネルギーを利用するためには、イリジウムや白金といった貴金属による重原子効果の発現が必要であると信じられてきたが、本研究において熱活性化遅延蛍光(TADF)材料をドナー分子、蛍光材料をアクセプター分子とすることで、電流励起により生成した全励起子を蛍光材料へとエネルギー移動させ、ほぼ100%に達する内部EL量子効率が達成可能であることを実証した。