[13p-B2-1~12] 3.10 光量子物理・技術

[13p-B2-6] 時間分解測定によるGHZ状態の生成実験

〇(M2)岩崎 延雄¹、逵本 吉朗¹、田中 元基¹、生田 力三¹、三木 茂人²、山下 太郎²、寺井 弘高²、山本 俊¹、小芦 雅斗³、井元 信之¹ (1.阪大基礎工、2.情通機構、3.東大工)

キーワード：量子情報、量子光学、量子通信

非常に高い時間分解能の光子検出器により光子対のコヒーレンス時間よりも短い同時検出時間を実現することができ, 事後選択により光子の識別不可能性を保証できる．この方法を用いると， 励起光源の同期や光路長の調整など光に対する能動的な操作を必要とせず， 同時検出時間のデータ処理によって受動的に量子操作が可能となる． 本発表では, 時間分解測定によるGHZ状態の生成実験を初めて行い, 高い忠実度0.69を得た．