[13p-B4-1~8] 12.5 有機太陽電池

[13p-B4-2] CdSe 量子ドット / ルチル型TiO₂単結晶増感系の光誘起電子移動評価：速度定数と移動成分のドットサイズ依存性

〇豊田 太郎^1,6、ウイトｳーン インデｲースク¹、神山 慶太²、片山 建二³、小林 久芳⁴、早瀬 修二^5,6、沈 青^1,6 (1.電通大基盤理工、2.分光計器（株）、3.中央大理工、4.京都工繊大工芸科学、5.九工大生命体工学、6.JST-CREST)

キーワード：量子ドット、光誘起電子移動、量子ドット増感太陽電池

半導体量子ドット(QD)を利用する増感太陽電池の研究が行われている。今回面方位の異なるルチル型TiO₂単結晶基板に吸着したCdSe QDの光誘起電子移動について検討を行った。その結果、QDサイズの増加と共にCdSe QDの結晶性は向上し、さらに電子移動速度定数は減少するが速度成分は逆に増加することを見出した。これらの傾向はすべてのTiO₂単結晶基板で見られるが、基板面方位に大きく依存することがわかった。