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[13p-D63-1] [1.応用物理学一般 分科内招待講演] 超音波による蛋白質の凝集制御:認知症の早期診断技術の確立を目指して
キーワード:超音波、アルツハイマー病、キャビテーション
アルツハイマー病などの神経変性疾患は特定の蛋白質が脳内で凝集沈着して細胞毒性を発することにより発症する。現在、疾患がある程度進行してから認知症と診断されることが多くこの段階での治療効果は低い。したがって、疾患早期における確定診断技術の確立が必須の課題である。本講演では、超音波照射が蛋白質の凝集反応を劇的に加速するメカニズムを紹介しこの原理を用いた認知症の早期確定診断技術への応用について議論する。