[13p-P8-1~46] 10 スピントロニクス・マグネティクス(ポスター)

[13p-P8-17] Co₂FeGeホイスラー合金/Agエピタキシャル多層膜の界面磁気特性の作製温度依存性

〇中谷 規之介¹、大久保 篤伺¹、浅井 洵基¹、田中 雅章¹、壬生 攻¹ (1.名工大工)

キーワード：ホイスラー合金、メスバウアー分光

本研究では、Co₂FeGe(CFG)/Ag界面磁性評価用試料をCFGの作製時の温度を変えて作製した。CFG層のAgとの界面付近のFeには⁵⁷Feメスバウアー分光測定が可能な⁵⁷Feを、それ以外のFeには⁵⁷Feメスバウアー分光では測定されない ⁵⁶Feを使用した。X線回折測定による結晶構造評価、およびメスバウアー分光法を用いて得られたデータを解析し、界面磁性の調査を行った。結果から、CFGの作製温度が600℃ではCFG層へのAg原子の拡散が発生し、界面で結晶構造が乱れている可能性があることがわかった。