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[13p-P9-9] フェノチアジン骨格を有するp型半導体材料を用いた有機薄膜太陽電池の作製と評価
キーワード:有機薄膜太陽電池、フェノチアジン
本研究室ではジベンゾチアジノトリフェノチアジン(DTPT)を用いた薄膜太陽電池の開発を行っている。DTPTはドナー性材料として有用なフェノチアジン骨格を有し、なおかつ分子内電荷移動に起因する強い光吸収を示す。また、π—πスタックとS•••Sコンタクトによる伝導カラムの形成に起因する高いキャリア移動度の発現が期待できることから、薄膜太陽電池のp型半導体材料として有用である。今回このDTPTの合成と、有機薄膜太陽電池への応用を行ったので報告する。