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△ [14a-A32-5] 原子間力顕微鏡による単一原子の電気陰性度測定
キーワード:原子間力顕微鏡、電気陰性度
電気陰性度は化学現象を考える上で重要な基本概念であり、1932年にPaulingによって初めて具体的な表式が与えらている。本研究では、原子間力顕微鏡(AFM)による単一原子の電気陰性度測定を試みた。様々な元素に対して最大化学結合エネルギーに関するプロットを行った結果、切片をもつ特徴的な一次関係が普遍的に現れた。Paulingの極性共有結合の式を用いてこれら一次関係を解析した結果、切片から電気陰性度の見積もりが可能であることが分かった。