2016年 第77回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.6 ナノバイオテクノロジー

[14a-B10-1~12] 12.6 ナノバイオテクノロジー

2016年9月14日(水) 09:00 〜 12:15 B10 (展示控室1)

金 賢徹(産総研)、早水 裕平(東工大)

09:00 〜 09:15

[14a-B10-1] 超低アスペクト比ポアによる細菌形状識別

筒井 真楠1、横田 一道1、有馬 彰秀1、殿村 渉1、谷口 正輝1、鷲尾 隆1、川合 知二1 (1.阪大産研)

キーワード:ナノポア、センサ

我々の研究グループでは、ナノポア解析技術を基盤とする超高感度細菌・ウイルスセンサ の研究開発を行っている。このデバイスでは、窒化シリコンメンブレン中に空けたマイクロからナノスケー ルの細孔に検体粒子を電気泳動させる。そしてこの時、当該粒子がポア内におけるイオンの輸送をブロ ックする結果生じるスパイク状のイオン電流変化を検出し、その電流波形から 1 粒子の体積などの情報 を得ることができる。当方では、これまで細孔の厚さがその直径に比して極めて薄く作られた、超低アス ペクト比ポアによる粒子形状識別の可能性を探求してきた[1,2]。今回は、細菌をターゲットとし、低アス ペクト比マイクロポアを用いた粒子識別におけるセンサの精度を評価したので、その結果を報告する。