2016年 第77回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[14a-P3-1~3] 9.5 新機能材料・新物性

2016年9月14日(水) 09:30 〜 11:30 P3 (展示ホール)

09:30 〜 11:30

[14a-P3-2] Mn 酸化物を用いた宇宙機用放射率可変素子(SRD)の研究
-還元アニールによる電気抵抗率・帯磁率・放射率の変化-

畑 真尋1、太刀川 純孝2、小田 涼佑3、野田 正亮3、桑原 英樹3、大川 万里生1、齋藤 智彦1 (1.東理大理、2.宇宙研、3.上智大理工)

キーワード:宇宙機、酸化物、ペロブスカイト

宇宙機の熱環境は時々刻々と変化するため,構体の温度は大きく変化する.放射率可変素子は,自身の温度によって放射率が自律的に変化し,温度を一定化する働きを持つ.これは,ペロブスカイト型Mn 酸化物の金属-絶縁体相転移を応用している.今までの研究では,Aサイト及びBサイトの元素置換によって性能向上を試みたが,本研究では酸素量に注目し,還元アニール処理による電気抵抗率,逆帯磁率,放射率への影響について報告する.