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[14p-A23-2] DLC膜の構造と分類
キーワード:ダイヤモンド状炭素膜、標準化、分類
炭素膜の中で,特にDLC膜はその優れたしゅう動特性から,産業応用が急速に進展している.一方,製法によりDLC膜の特性は大きく変化することから,材料としての標準化が急務である.DLCの分類は,sp3/ (sp3+sp2)比(sp3比と称する)と膜に含まれる水素量により行われている.炭素と水素のみからなるノンドープDLC膜は,TYPE I (ta-C), TYPE II (ta-C:H), TYPE III (a-C), TYPE IV (a-C:H)の4分類からなるとし,低sp3比のTYPE V と高水素量のTYPE VI についてはその他の膜として,DLCの枠外に分類した.