2016年 第77回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

15 結晶工学 » 15.1 バルク結晶成長

[14p-A25-1~21] 15.1 バルク結晶成長

2016年9月14日(水) 13:15 〜 19:00 A25 (202)

横田 有為(東北大)、荻野 拓(産総研)

18:00 〜 18:15

[14p-A25-18] 溶媒媒介相転移による医薬化合物アセトアミノフェンの準安定形成長

藤本 吏輝1、森 陽一朗1、高橋 義典1,2、丸山 美帆子1、吉川 洋史1,3、岡田 詩乃2、安達 宏昭1,2、杉山 成4、高野 和文2,5、村上 聡2,6、松村 浩由2,7、井上 豪1,2、吉村 政志1、森 勇介1,2 (1.阪大院工、2.創晶、3.埼玉大院理工、4.阪大院理、5.京府大院生命環境、6.東工大院生命理工、7.立命館大生命科学)

キーワード:結晶、化合物、安定性

最近、解熱鎮痛薬アセトアミノフェンの準安定形であるⅡ形よりも高溶解性である三水和物の結晶化に成功し、溶液中で結晶が安定に存在できることを明らかにした。一般に溶液中に複数の多形が共存すると、不安定形の溶解、安定形の成長が進むことが知られている(溶媒媒介相転移)。そこで本研究ではこの現象に着目し、三水和物からⅡ形への溶媒媒介相転移を準安定形(Ⅱ形)の新しい結晶成長技術として利用することを検討した。